著者インタビュー『現場で活かせる!経理担当者のための監査対応のコツ』内田 正剛 氏

著者インタビュー

『現場で活かせる!経理担当者のための監査対応のコツ』
内田正剛 著
税務研究会出版局(2,200円(税込))
2023年12月刊行
詳細・ご購入は税研オンラインストアから

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<出版局より>
監査を取り巻く環境は急激に変化しており、監査対応に携わる経理担当者の負担も増加しています。経理担当者が監査人の考え方や仕事を理解し、ちょっとした工夫を重ねることで、スムーズな監査対応の実現につながります。本書は、そのための様々なアイデアを紹介しています。本書の刊行を記念して、著者の内田正剛先生に執筆背景などについてインタビューを行いました。

――本書をご執筆された動機をお聞かせください。
内田 正剛 氏(以下、「内田」) 2つありまして、一つは監査対応の負担を減らすアイデアをお伝えしたいと感じたことです。厳しくなり続ける監査の対応に苦労されている経理担当者は少なくないでしょうから、負担を減らしたいと考えている方がたくさんいるのではと思いました。もう一つは、私自身監査をする立場から見ていて、「経理担当者さんは〇〇をしたらいいのに」と思うことがあったことです。監査をしていると経理担当者と接する機会が多く、監査対応に関してそのように感じることがしばしばありました。

――本書のポイントを教えてください。
内田 監査対応で使ってほしいアイデアをまとめた第3章の部分です。監査対応の負担軽減は抜本的な解決策があるわけではなく、ちょっとした工夫の積み重ねです。複数の工夫を積み重ねることで、少しずつ負担が軽くなっていくので、好みに合うもの・採用可能なものを選んで頂ければと思います。

――執筆にあたって工夫したことは何ですか。
内田 これも2つあります。一つは監査ルールの解説を最低限にしたことです。本書では監査対応を理解するために必要なルールに関する知識にも触れていますが、それはメインテーマではなく、「理解にあたっての補足」という位置付けです。もう一つは、監査人という「人」に着目したことです。厳しさが高まり続けても監査手続を行うのは結局のところ人間です。したがって、人の心理や考え方への働きかけへ関心を持つことは欠かせません。

――ありがとうございました!
(インタビューは2023年11月27日、書面にて実施)

〈著者略歴〉
公認会計士 内田正剛(うちだまさたか)
大手監査法人で監査業務に従事したのち、税理士法人に勤務し、イギリス大学院留学を経て独立。難しい会計をわかりやすく簡単にYouTubeやX(旧Twitter)などで毎日発信するとともに、監査対応のサポートを行っている。また、税務研究会にて、収益認識会計基準や税効果会計などのセミナー講師を務めている。
著書に『フローチャートでわかる!収益認識会計基準』(税務研究会)がある。

YouTubeチャンネル「会計をわかりやすく簡単に」を運営中。
さらに本書のテーマでもある「監査対応のサポート」サービスも提供している。
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