国際財務報告基準財団(IFRS Foundation)は11月19日付で、「減価償却とIFRS」と題した文書を公表した。今回の文書は特定のIFRSの規定を説明し、IFRS教育の手助けとするためのもの。IASBディレクターのウェイン・アプトン氏の見解として公表されている。公表された文書は、残存価額や耐用年数の見積もりなど減価償却について広くカバーしているが、日本で論点となってきた定額法、定率法など減価償却方法についてもふれている。文書の中でアプトン氏は「(定額法が)必ずしも優先される方法だとは限らない」との見解を示した。