※ 記事の内容は発行日時点の情報に基づくものです

うちの経理部は海外取引に弱いんです! 第2回 取引先の納税者ステータスが違えば,源泉徴収も違う!

 税理士 伴 忠彦

( 20頁)

略歴 税務大学校教授,杉並税務署長,東京国税局統括調査官(外国法人担当),統括実査官(国際担当),国税庁国際企画官,東京国税局国際監理官,川崎北税務署長などを歴任,現在税理士

〔前回(第1回)は №3612 (令和2年7月6日号)に掲載いたしました。〕

第1回では,海外取引と国際課税の関係を総論的に紹介しました。「海外取引がたまにある中小規模の内国法人」は,個々の海外取引の性質をよく見ていけば,国際課税の制度は多しといえども,適用場面は意外と少なく,ミスを防ぐことができます。

今...