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元国税審判官がセレクト・実務家が知っておくべき「最新未公表裁決」 第22回 鉄道騒音につき,利用価値が著しく低下している宅地の10%減額評価が認められた事例

 税理士 小北 大樹

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裁決のポイント鉄道路線に近接した土地の評価について,①路線価に騒音の要因がしんしゃくされていないこと,②列車走行により相当程度の騒音が日常的に発生していたと認められること,③当該騒音により取引金額が影響を受けていると認められることから,騒音により利用価値が著しく低下している宅地として減額して評価すべ...