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うちの経理部は海外取引に弱いんです! 第11回 海外子会社に打ち寄せる波

 税理士 伴 忠彦

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略歴 税務大学校教授,杉並税務署長,東京国税局国際課税担当統括官,国税庁国際企画官,東京国税局国際監理官,川崎北税務署長などを歴任,現在税理士・東京富士大学客員教授

〔前回(第10回)は №3649 (令和3年4月5日号)に掲載いたしました。〕

事業の海外展開が進み,海外に子会社を持つことになると,そこにはさっそく,国際課税の波が打ち寄せてきます。タックス・ヘイブン対策税制や移転価格税制に代表される,「国際的租税回避防止規定」といわれる税制群(№3612・18頁【表1...