※ 記事の内容は発行日時点の情報に基づくものです

税理士のための一般財産評価入門(21)特定非常災害で被害を受けた財産の評価

 税理士 武田 秀和

( 29頁)

略歴 1975年中央大学法学部卒業後,東京国税局に入局。東京国税局資料調査課,浅草,四谷税務署資産課税部門等を経て,2008年8月武田秀和税理士事務所開設。

主な著書に「資産税実務のポイントQ&A」「一般動産・知的財産権・その他の財産の相続税評価Q&A」「遺産分割協議と遺贈の相続税実務Q&A」「税理士のための『相続税の小口案件』対応マニュアル」(いずれも税務研究会出版局)等がある。

〔前回(⑳)は №3644 (令和3年3月1日号)に掲載いたしました。〕

21  近年の異常気象で相続財産が被災することがあります。相続や贈与で取得した財産が被災した場合の取扱いがありますか。

甚大な被害が発生した災害は,特定非常災害措置法により特定非常災害に指定されます。特定非常災害で被害を受けた地域は,特...