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うちの経理部は海外取引に弱いんです! 第32回 インボイス制度の海外取引消費税への影響(下)

 税理士 伴 忠彦

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略歴 税務大学校教授、杉並税務署長、東京国税局国際課税担当統括官、国税庁国際企画官、東京国税局国際監理官、川崎北税務署長などを歴任、現在税理士・東京富士大学客員教授

〔前回(第31回)は №3735 (令和5年1月9日号)に掲載いたしました。〕

海外取引の消費税に対する、インボイス制度の影響の続きです。

前回は、内外判定と輸入を取り上げました。内外判定で国外取引となるものは、そもそも消費税の対象外(不課税)なので、インボイス制度の影響はありません。

また、輸入取引も資産の...