内田　博史

シリーズ「アジアの街角から」も，20回を数えましたことから今回で終了させていただくことになりました。

2013年９月以来，１年半に渡り，ご愛読ありがとうございました。

日本とアジア，日本人とタイ人の違い，相違点を，現地での印象を元に，ステレオタイプでなくお伝え出来たとしたら幸いです。

最終回の今回は，日本人がタイで働く，タイに住むそのタイの生活環境について，数年前と比べて変わった点を中心に，お伝えしたいと思います。

現在のタイ人の日本に対する意識は友好的です。

日本ブランドに対する信頼は，自動車，電気製品など工業品だけでなく，料理や菓子などの日常品にまで広がってきているからです。

今では日本訪問のビザの制限緩和もあって，多くのタイ人が日本を訪れるようになり，日本のものの良さが再発見されています。

日本の入国ビザの制限緩和は，日本でタイ人がお金を落とすだけでなく，日本の物や食べ物の良さを見つけ，自国へ紹介する大きなインパクトをもたらしています。

日本へ行くと感じますが，日本の食べ物のおいしさや，いろいろ工夫された器具や物品の豊富さは，シンプルに暮らすタイでは想像できない豊かさです。

あらためて，'先進国'...