ASBJ 繰延税金資産の回収可能性に関する指針案公表へ

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企業会計基準委員会(ABSJ)は5月15日に開催した第311回本委員会において,「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針(案)」を公表することを議決した。日本公認会計士協会の監査委員会報告第66号「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査上の取扱い」を会計基準化したもので,企業の分類に応じた取扱いの枠組みを踏襲する一方,各分類に応じた取扱いは見直している。審議の終盤で議論となった同指針の適用を「会計方針の変更」として扱うか否かについては,「会計方針の変更」として取扱い,その影響額は期首利益剰余金で加減することとした。公開草案は5月26日に公表する予定 (2頁)