基準諮問会議 実務対応レベルで新規テーマ案

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財務会計基準機構(FASF)は7月13日,第24回基準諮問会議を開催した。「実務対応レベル」で新たに提案された3項目について,実務対応専門委員会に新規テーマの評価を依頼することにした。

新規テーマ案は,①公共施設等運営権に係る会計上の取扱い,②無対価株式交換の会計処理,③親会社による子会社の吸収合併。①は仙台空港や関西・伊丹空港などの運営権売却で注目されている公共施設等運営権に関連するもの。運営権を取得する運営権者の会計処理として,運営権取得時の処理や運営期間中の費用認識方法の明確化を求める要望が寄せられている。また,③は企業結合会計基準の改正後に実務現場で生じている会計上の論点である。今後,同専門委での評価を経て基準諮問会議に戻され,改めてASBJでの対応を提案するかどうか審議される。なお,次回の諮問会議は11月開催の予定 (2頁)