IASB IFRS15号の発効日を延期

基準明確化の対応は年内に完了
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国際会計基準審議会(IASB)は9月11日,IFRS15号「顧客との契約から生じる収益」の発効日を「2018年1月1日以後に開始する事業年度から」へと当初の発効日からの1年延期を公表した。IFRSの適用企業への早期適用は認められている。

IFRS15号は,米国財務会計基準審議会(FASB)との共同プロジェクトの成果として2014年5月に公表された。その後,企業の実務適用を支援するためにIASBとFASBの両審議会が設置したTRG(収益に関する移行リソース・グループ)からの提言を受け,両審議会が基準の内容の明確化等に取り組んでいるところ。

今回の発効日の1年延期措置は,こうした状況やFASBによる発...