ASBJ 収益認識,意見募集で公表文書の作成へ

検討の進め方や適用上の課題など論点多数
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は11月4日,第60回収益認識専門委員会を開催した。ASBJは今年5月,2年ぶりに同専門委を開催。わが国の収益認識基準の開発に向け,「IFRS15号の内容確認」と「実務適用を想定した論点抽出」,「論点把握に向けた文書公表」の3段階を設けて検討を進めてきた。すでに前2段階の工程を終え,今回から意見募集のための文案検討を始めた。文書は適用上の課題や今後の検討の進め方に対する意見を募るもの。ただ,どちらに焦点を当ててきくべきか意見がわれている。公表文の表現調整に時間がかかりそうだ。

検討は公表文の作成段階へ

わが国での包括的な収益認識基準の開発に向け,収益認...