ミニファイル 繰延税金資産等の表示

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貸借対照表上,資産・負債を流動区分と固定区分のどちらに表示するかを決める方法のひとつに,ワンイヤールールがある。ただし,繰延税金資産(負債)の場合,まずは将来減算一時差異等の発生要因となった取引・科目が流動と固定どちらに属していたかで決まる。繰延税金資産(負債)は,「これらに関連した資産・負債の分類に基づいて,繰延税金資産については流動資産または投資その他の資産として,繰延税金負債については流動負債または固定負債として表示しなければならない」と定められているためだ(税効果会計に係る会計基準第三①)。

例えば,土地の評価に係る損失について計上された繰延税金資産の場合。土地が固定資産に計上されていれ...