ASBJ マイナス金利の実務対応を審議

( 01頁)

企業会計基準委員会(ASBJ)は3月9日,第331回本委員会を開催した。緊急議題として「マイナス金利に関する会計上の論点」を取り上げ,3月決算会社における対応を検討した。「退職給付債務計算における割引率」と「金利スワップ(特例処理)」の2つを検討項目として提示。当日は前者を扱った。割引率をマイナスのまま用いるか,ゼロで止めるか,との論点であるが,事務局は「見解を示すのは困難」とし,今3月期はどちらの方法も「妨げられない」とした。なお,金利スワップに係る論点は次回本委員会にて扱う予定 (2頁)