自民・金融庁 監査巡る議論,自民と金融庁監査懇が提言

品質の高い会計監査の確立に向けて
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自民党は3月8日,金融調査会・企業会計に関する小委員会の合同会議を開催した。東芝の不正会計事件を受けて同会議はこれまでに3回会合を開き,会計監査を巡る状況について議論してきた。当日は「品質の高い会計監査の確立に向けて」として,監査法人の問題や株主に対する情報提供などの改革の方向性を示す提言をとりまとめた。提言について金融調査会の根本匠会長は「政府に提言していく。関係者においては可及的速やかな対応を求める」とした。また同日,金融庁の監査の在り方に関する懇談会も4回目を開催し,取りまとめた提言を公表した。これを受けて,公認会計士協会(JICPA)は会長声明(森公高会長)を発出,会員に取組みを求めた...