株主総会日の分散化進む,7月開催はなし

同一日集中率は32%,前年比9ポイント減
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平成28年3月期決算会社の定時株主総会シーズンがピークを迎えている。開催が最も集中する日は6月29日水曜日で,東証上場の3月期決算2,355社のうち759社(32.2%)が開催を予定している(東京証券取引所が調査)。同一日への集中率は,平成7年3月期の96.2%をピークに減少傾向が続いている。今年は前年の41.3%から9.1ポイントの大幅減少で,調査開始以降最低だった。かつては総会屋の出席を分散させるため,9割超が同一日に開催する年もあったが,「株主との対話を重視する」時代に変わりつつあるようだ。

6月23~29日の1週間に8割超の会社が集中

例年,3月期決算会社の定時株主総会日は,「6月最終営業...