研究対象はグローバルからグローカルへ

日本会計研究学会 静岡で第75回大会開催
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日本会計研究学会(永田守男・大会準備委員長)は9月12日から14日にかけて,静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」(静岡市駿河区)で「第75回大会」を開催した。
大会の統一論題は「グローカル時代の会計」。研究対象が特定の組織体や制度のグローバル化にとどまらず,「グローバル」と「ローカル」の様々な結びつきを形成する方向へと進展している現状を反映した内容となった。13・14日には,同テーマについて5つの会場で研究報告・討論が行われた。

●グローバルとローカルの結合で研究領域拡大

統一論題「グローカル時代の会計」のもと,5会場で行われた報告テーマは次のとおり。

第1会場:財務報告におけるローカル...