金融庁・企業会計審議会は２月14日，第５回会計部会（部会長：安藤英義専修大学大学院教授）を開催した。昨年７月以来の審議となった今回は，国際会計基準（IFRS）をめぐる最近の状況などを確認し，国際会計人材の育成や国際的な意見発信の強化などについて審議した。また，審議会の安藤会長は今部会をもって退任する。

世界で活躍する人材育成めざす

部会では，IFRSの国内の適用状況や「国際会計人材ネットワーク」構築の目的などが報告された。IFRSを任意適用，適用予定の企業は135社（2017年２月３日現在）であり，上場企業の時価総額は約133.93兆円（2017年１月末時点）で，日本の全上場企業の時価総額に占める...