ミニファイル 収益認識の5ステップ

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7月20日に公表された収益認識基準案は,国際的な比較可能性などの観点から,基本的にIFRS第15号の規定がすべて取り入れられた。金融商品に係る取引など一部のものを除き,すべての顧客との契約において適用される予定。

その特徴の一つは,「5つのステップで収益を認識する」ということだ。

具体的には,「ステップ1:顧客との契約を識別する」→「ステップ2:契約における履行義務を識別する」→「ステップ3:取引価格を算定する」→「ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する」→「ステップ5:履行義務の充足時に(または充足につれて)収益を認識する」という流れ。

この5つのステップは,「約束した財またはサービ...