ASBJ オープン・セミナーで収益基準案を解説

変わり得る認識「時期」と「額」の取引例16
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は8月28日,東京都中央区銀座のベルサール汐留で公開草案「収益認識に関する会計基準(案)」についてオープン・セミナーを開催した。セミナーでは同基準案のポイントを中心に,収益の認識時期と認識額が変わり得る取引の例示16項目をあげ,対応の方向性などが説明された。

認識時期が変わり得る主な取引例

当日配付の資料で取り上げられたのは以下の項目。現行の取扱いと基準案による原則的な取扱いを比較しながら各々の要点が説明された。

・製品に対する保証

・自社ポイントの付与

・商品販売の収益認識時点(出荷基準等)

・割賦販売

・進捗度を合理的に見積ることができない工事契約(原価回収...