日本監査研究学会（伊豫田隆俊会長）は９月13日から９月15日にかけて，札幌市の北海道大学にて，第40回全国大会を開催した。

統一論題のテーマは「ガバナンス構造の変化と監査対応」。コーポレートガバナンス・コードの導入など我が国企業のガバナンス構造が変化する中で，監査にどのような役割が求められているか，などを議論した。

弥永真生氏（筑波大学），松永幸廣氏（PwC京都監査法人），別府正之助氏（公認内部監査人），岸牧人氏（法政大学）がそれぞれ，会社法，公認会計士監査，内部監査，監査理論の観点から意見を述べた。

また，課題別研究部会報告では，①「会計不正事例と監査」（部会長：吉見宏氏（北海道大学））の最終報告...