日本監査役協会は10月13日，「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」を改定・公表した。同指針は2015年11月に公表されたもので，監査役等が会計監査人を評価・選定するための基準を策定するにあたって考慮すべき事項を記載している。会社は自社の状況に照らし合わせて項目を取捨選択するなどして活用できる。 今回の改定は，今年３月制定の「監査法人の組織的な運営に関する原則」（監査法人のガバナンス・コード）を受けたもの。これに対応して会計監査人の評価・選定に必要と考えられる事項を織り込んだ。

21項目の評価・選定基準例

「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」は，監...