SEC 米国でのCAM導入が正式決定

PCAOB基準を承認
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日本でも検討が始まった「監査報告書の透明化」。先行する米国では10月23日,証券取引委員会(SEC)が,公開会社会計監督委員会(PCAOB)より7月19日に提出された監査基準(PCAOB基準)を承認したと公表した。同基準は,監査報告書に監査上の重要な事項(Critical Audit Matter:CAM)の記載や,監査人の在任期間の記載などを求めるもので,6月1日にPCAOBが公表していた。これにより,米国でのCAM導入が正式に決まった。

SECへのコメントは約50件

SECではPCAOBから基準が提出された後,コメントを募集。投資家や監査法人,企業などから約50件のコメントが寄せられた。多くの...