ミニファイル 商品券の会計処理

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百貨店などの小売業者で多く利用される商品券(ギフトカード)。発券した会社は,顧客から受け取った現金に基づき負債として計上する。商品券と引き換えに商品を渡した際に,初めて収益を認識できる。

百貨店の場合だと主に,発券した会社の運営店舗で使用できる「自社商品券」,全国の百貨店で使用できる「全国共通商品券」があるが,実際に店舗で使用されるほとんどが「共通券」。商品券には一枚一枚に番号が振られ,システム上で管理され,いつどこで使用されたかわかる仕組みのようだ。

商品券を見ればわかるが,自社券も共通券も有効期限が記載されているものはほとんどない。未使用のままなら,発券した会社はどう処理するのだろうか。

現行の...