ミニファイル 端数等の処理

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決算短信の作成要領では,財務情報の端数等の処理について次のように定めている。

・百万円単位で表示する場合は,百万円未満を切捨てすることとしているが,百万円未満を四捨五入しても差し支えない。

・銭単位で表示する場合は,銭未満を原則として四捨五入。

・%(パーセント)で表示する場合は,小数第一位未満を原則として四捨五入。

決算短信は,決算発表内容の標準化を目的として記者クラブが上場会社に要請したことから始まり,現在は取引所が承継している。端数等の処理については当時,記者クラブからの要請事項として四捨五入が求められていた。その後商法改正(1981年)によって「大会社では百万円未満の端数を切り捨てて表示するこ...