ASBJ オペリースの資産および負債認識に賛否両論

リース基準でIFRSと整合性図るか議論
( 04頁)
企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は7月24日,第389回本委員会を開催した。今回の議題は,企業結合専門委員会における検討状況や,リース会計に関する検討等である。リースについては,本年6月から,日本基準とIFRS第16号「リース」等と国際的整合性を図る必要性等の検討を進めている( No.3363・3頁 )。すべてのリースについて資産および負債を認識する点については賛否両論の意見があり,アナリスト等の財務諸表利用者からは「ROA等の計算に際してオペレーティング・リースを調整する必要がなくなり,企業間の比較可能性が高まる」等の支持する声もあった。

アナリストは「比較可能性の向上」等を支持

今回...