東証 上場制度の見直しに着手

有識者懇談会を設置へ
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東京証券取引所は10月29日,上場制度などの在り方を検討する「市場構造の在り方等に関する懇談会」の設置を公表した。上場区分の見直しが行われる可能性がある。

現行の一般投資者向けの市場は,東証一部,東証二部,JASDAQ(内:スタンダード,グロース),マザーズの4つ。「近年,そうした市場構造や関連する上場制度を巡り,改善すべき点も見受けられる」として,有識者による懇談会を設置(委員は表の通り)。市場構造を巡る諸問題やそれを踏まえた今後の在り方などを検討する。結論の時期などは未定。まずは論点の整理から開始するという。

現行は4市場に3,000社超

2013年1月の日本取引所グループ発足を受け,東証は同年...