日本内部統制研究学会・「第3回公開シンポジウム」の開催 「内部統制報告制度の実効性確保について―制度導入10年を経ての教訓と課題―」

共催 日本公認会計士協会・日本監査研究学会
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【開催の趣旨】
金融商品取引法の下、内部統制報告制度が導入されて10年が経過していますが、いまだに「開示すべき重要な不備」の報告は減少してきていません。それどころか、企業サイドにおいては、不正等の発覚により、当初有効とされていた内部統制について、それを有効ではないと訂正し、未監査情報として公表するケースが後を絶たない状況が数多くみられます。そのため、内部統制に責任を有する関係者より、現行制度の運用改善のみならず、制度のあり方に対する問題意識が高まってきています。
そこで、日本内部統制研究学会では、日本公認会計士協会と日本監査研究学会の共催を得て、現在の実務上の運用が、果たして制度創設時の目的を達成できているのかどうか、また、内部統制報告制度に関わる企業内外の関係者における問題意識を明らかにしていくことを目的に、関係者による公開シンポジウムを開催することといたします。
最新の情報等を共有することにより、わが国における内部統制報告制度の健全かつ効果的な運用に貢献できればと願っています。

【開催の概要】

○開催日時 2018年12月7日(金)15時30分~18時30分
○開催場所 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1階
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
○参加手続 日本内部統制研究学会の下記のHPより、事前登録を行ってください。
定員になり次第、締め切らせていただきます。
学会会員に限らずどなたでもご参加いただけますが、定員になり次第、締め切らせていただきます。 http://www.jicra.org/
○参加費 無料
○研修単位 日本公認会計士協会のCPE研修(3単位)の認定を受けています。

【スケジュール】

15:30 開会【15:00 受付開始】○開会の挨拶 神林比洋雄(日本内部統制研究学会会長)第一部特別講演(15:35―16:20)「内部統制報告制度導入の10年間を総括する」井上俊剛(金融庁企画市場局企業開示課長)―休 憩 (16:20-16:30)―第二部パネル討論会(16:30-18:30)「制度導入10年を経て、内部統制報告制度は機能しているのか?」パネリスト(五十音順)○河津 司(一般社団法人日本貿易会専務理事)○竹内 豊(新日鐵住金(株)常勤監査役・日本監査役協会常任理事)○蓮沼利建((株)日立製作所監査室主管兼日立金属(株)取締役・日本内部監査協会理事)○八田進二...