東邦金属が調査報告書を公表（11月９日）

東邦金属（東二，EY新日本）は11月９日，特別調査委員会による調査報告書の受領を公表した。同社は，過去の一部取引について実在性に疑義があるとして調査を行っていた。

報告書によると，当該取引は，仕入先と販売先が絡んだ対象商品の存在しない架空のものだったことが判明。同社は2014年３月期に遡り，当該取引に係る売上高約５億8,000万円，仕入高約４億8,000万円，貸倒引当金繰入額約１億2,000万円を取り消す。原因として，業績再建の圧力や財務報告リスクに対する認識の甘さなどが挙げられている。

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