ミニファイル 監査計画とKAM

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3月期決算会社においては株主総会が一通り終了し,監査人が2020年3月期の監査計画を策定し始めるこの時期。「監査上の主要な検討事項」(KAM)を2020年3月期から早期適用する会社では,この度の監査計画の策定段階から本格的なKAM対応が始まることとなる。

昨年7月の「監査基準の改訂に関する意見書」は,「監査人は,リスク・アプローチに基づく監査計画の策定段階から監査の過程を通じて監査役等と協議を行うなど,適切な連携を図ることが求められており,KAMは,そのような協議を行った事項の中から絞り込みが行われ,決定される」としており,計画の策定時に監査人から重要論点として説明された事項...