ミニファイル 米国基準とのれん

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現在,FASB(米国財務会計基準審議会)がコメント募集している「識別可能な無形資産およびのれんの事後の会計処理」。米国基準では,のれんについて減損モデルを採用しているが,償却を導入する,もしくは減損テストを簡素化する等のアプローチを示し,意見を求めている。ASBJでもコメントを検討中だ。

コメント募集文書によれば,企業結合・のれん・無形資産をめぐる議論は「新しいものではない」。この50年の間に,それらのトピックスに関する多数のプロジェクトが検討されてきたという。

のれんについて2001年以前は,米国公認会計士協会の会計原則委員会による意見書第17号「無形資産」により,40年を超...