IASB 予備的見解は「のれんの償却を再導入せず」

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理事による文書を公表
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国際会計基準審議会(IASB)で議論が続く,IFRSへののれんの償却の再導入の検討。2019年末にはディスカッション・ペーパーを公表し,コメントを求める予定だ。9月10日には「企業結合に関するより良い情報(better information)―のれんと減損」と題する文書を公開した。これは,IASB理事のトム・スコット氏によるもので,「のれんの償却の再導入は,利用者に対してかなりよい情報を提供する,というものではない」等とするIASBの予備的見解を示しつつ,来るべきディスカッション・ペーパーに向けて論点を整理している。

より良い情報の提供のために

IASBに...