ミニファイル 時価のレベル別開示の例

ニュース
( 30頁)

時価をどのように算定するかを定めた時価算定会計基準(7月公表)。IFRS第13号「公正価値測定」の定めをほぼそのまま取り入れており,開示項目についても一部を除いてIFRS第13号を踏襲している。

審議の過程では,金融機関と一般事業会社で開示項目を分ける案も提示されていたが,「金融機関か否かで要否を分けることには合理性がない」,「IFRSでは金融機関か否かの区別はなく,国際的な整合性が図られない」等の理由から,区別は設けていない。そのため,業種を問わず,レベル1(活発な市場における相場価格で調整されていないインプットを用いたもの),レベル2(観察可能なインプットのうち,レベル1...