東証 新型コロナによる債務超過は上場廃止に猶予

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東京証券取引所は3月31日,新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ,有価証券上場規程等を一部改正することを公表した。上場会社・上場申請会社に対する現行の上場制度の適用について,新型コロナウイルス感染症の影響に配慮した特例を新設する。意見募集は4月14日まで。

上場会社については,新型コロナの影響で債務超過の状態となった場合,または債務超過の状態が解消できない場合は,上場廃止までの猶予期間を1年間から2年間に延長(有価証券上場規程第725条等の新設)。指定替えに関しても1年間の猶予期間を設ける(同第724条の新設)。この改正は2020年3月期から適用する。

上場申請会社に対しては...