国税庁 2019年分の民間給与を調査

給与所得者数は過去最大,平均給与は減少
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国税庁はこのほど,2019(令和元)年分の民間給与実態統計調査結果を公表した。全体の給与所得者数は5,990万人となり,統計を開始して以来,過去最高となった。給与総額および源泉徴収税額も7年連続で増加する一方,平均給与は436万円となり,7年ぶりの減少となった。従業員100人未満の事業所で,平均給与の減少率が大きかったことが要因とみられる。なお本調査は,2019年1月~12月を対象としており,新型コロナウイルス感染症の感染拡大時期を含んでいない。

給与総額が過去最大に

調査の対象は,2019年12月31日現在の源泉徴収義務者の中で,公務員等を除く,民間の事業所に勤務する従業員(非正規を含む)と役員...