JICPA会長声明 改訂監査基準への適切な準備と対応求める

KAMへの言及も
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日本公認会計士協会(JICPA,手塚正彦会長)は11月11日,会長声明「『監査基準の改訂に関する意見書』の公表を受けて」を発出した。同日付で企業会計審議会が取りまとめた改訂監査基準を受けて,「その他の記載内容」と「リスク・アプローチの強化」について,社会からの期待に適切に応えることや,監査品質の一層の向上に取り組む必要性を強調した。さらに,2021年3月期から適用される監査上の主要な検討事項(KAM)についても言及し,利用者にとって有用な情報が提供されるよう取り組むことを併せて要請した。

「その他の記載内容」の深い理解が必要

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