コロナ追加情報,開示状況と記載パターン

有報で開示し1Qで落とす事例も
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新型コロナウイルスの感染が再拡大しており,企業の経済活動・業績への影響について見通しが立ちにくい状況が続いている。
3月期決算会社は有価証券報告書において追加情報「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響」の開示が求められたが,ASBJと金融庁は四半期決算でも継続的な対応を要請している。有報と第1四半期(1Q)報告書の集計により分かった新型コロナ追加情報の開示状況と記載のパターンを整理する。

新型コロナ追加情報の開示状況

3月末日決算で日本基準を適用する上場会社(4月1日から9月30日までに決算期や適用基準を変更した会社および上場廃止・新規上場した会社を除く)2,205社の,短信から...