東京証券取引所は12月25日，市場区分再編に向けた第二次制度改正事項を公表した。2022年４月に見直される新市場区分は「プライム」，「スタンダード」，「グロース」の３つになる予定。各市場の上場審査・維持基準が明確化されたほか，選択へ向けた手続き，経過措置などについて示している。意見募集は２月26日まで。

プライムはより高度なガバナンスを要求

３つの新市場の主な役割・内容は図表１のとおり。

【図表１】新市場区分の概要

新市場概要プライム流動性：多くの機関投資家の投資対象となりうる規模の時価総額ガバナンス：より高い水準スタンダード流動性：公開された市場における投資対象として一定の時価総額ガバナンス：上場企...