キヤノンが2期目のKAM記載
監査人交代により着眼点に変化も
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2020年12月期の有価証券報告書がひと通り提出された。3月31日までに提出された有報に添付された監査報告書を調査してみると,2020年12月期で8社が監査上の主要な検討事項(KAM)を早期適用していた。他方,2019年12月期に早期適用していたキヤノン(電気機器,トーマツ,米国基準)は2期目の適用となった。本稿では主に,同社におけるKAMを1期目と2期目で比較してみたい。 |
EY新日本からトーマツへ交代
記載内容の比較をする前に確認しておきたいのは,キヤノンでは2020年3月27日の定時株主総会をもって,監査人がEY新日本からトーマツに交代している点だ。交代に関する適時開示(2020年1月28日公...
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