週間「適時開示」ニュース(7/12~7/18)

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ひらまつで開示すべき重要な不備(7月12日)

レストラン事業などを手掛けるひらまつ(東一)は7月12日,2021年3月期の内部統制報告書に「開示すべき重要な不備」の記載があることを公表した。同社では,同社の創業者が経営する会社との過去の取引の問題等について,コンプライアンス意識が歪められ取締役会およびガバナンス委員会による統制が十分に機能していない不備を認識している。また,固定資産の減損の兆候判定において使用する各店舗の業績に対する取締役会によるモニタリングが十分でない点についても認識しており,これらについて,「開示すべき重要な不備」に該当すると判断した。

ラピーヌが四半期報告書の提出期限を延長(7月14日)

婦人服の製造・販売などを行うラピーヌ(東二)は7月14日,2022年2月期第1四半期報告書の提出期限の延長を公表した。新型コロナの影響を受けて7月12日から緊急事態宣言が発出されたことにより,共用資産の減損範囲の妥当性や,コロナ禍で販売機会を失った「たな卸資産の評価額」の見直しを行う必要性を認識した。これに伴い,監査法人による追加的な監査手続きを要することからも,四半期報告書の提出を延...