わたしの働き方Vol.15 ~独立公認会計士インタビュー~
フェムトパートナーズ ゼネラルパートナー 磯崎哲也
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【編集部より】 監査法人以外の場で活躍する公認会計士の方々に,これまでのキャリアや今の働き方などについて聞く本コーナー。今回は,起業支援等のコンサルティングを手掛け,「世界で活躍するスタートアップを出したい」という夢を掲げる磯崎哲也氏に話を聞いた。 |
――会計士を目指した理由を教えて下さい。
長銀総合研究所に新卒で入社し,公認会計士だった上司に影響を受けました。企業に対する戦略やシステム等をアドバイスしていたのですが,その上司から,「会計は経営の基礎だから,簿記二級をとれ!」と言われ,「簿記二級よりは...」と思って,会計士試験を受けました。
――その後のキャリアを教えてください。
90年代中盤にインターネットが商用化されたので,「これはすごい時代が来る」と確信しましたが,黎明期でビジネスになる領域は少なかったので,当時すでに収益性が高かった「電子金融」に目を付けました。アメリカに出張して証券会社等で話を聞き,日本も証券自由化に伴って,ネット証券にはすごいポテンシャルがあると考え,1998年にカブドットコム(現auカブコム証券)の設立準備で,生まれて初めて「起業」というものに関わりました。
――会計士...
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