東証 3月期決算 有報の株主総会前提出は27社

株主総会の状況と今後の動向を調査
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東京証券取引所は9月21日,「株主の議決権行使に係る環境整備に関する2021年6月総会の状況及び今後の動向について」を公表した。2021年3月期決算会社のうち6月までに株主総会を開催した2,304社の状況と動向をとりまとめたもの。これによると,招集通知のTDnetによる開示を総会開催日の3週間前までに行った会社は全体の67.5%。また,有価証券報告書を総会開催日前に提出した会社は27社あった。

3週間前の招集通知開示は全体の67.5%

東証は毎年,3月期決算会社を対象に「定時株主総会調査」を行い,総会前に開催日程等の動向を公表している( No.3505・6頁 )。

今回の調査は,「株主の議決権行使に係る環境整備に向けた上場会社の取組みの後押し」を目的に,2021年6月総会の開催状況と今後の動向をとりまとめた。2021年3月期決算会社のうち,6月までに株主総会を開催した2,304社を対象としている。

同調査によると,総会開催日の3週間前までに,招集通知をTDnetで開示した会社は全体の67.5%(毎年の調査では前年65.6%)。総会開催日の4週間前までに開示した会社は全体の19.0%で,時価総額5,...