英FRC APMがGAAP指標より目立つことのないよう留意を
APMに関するレビューで改善の余地を指摘
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英国・財務報告評議会(FRC)は10月7日,代替的業績指標(APM)に関するレビュー結果を公表した。20社を抽出して分析し,「概してAPMに関して高品質な開示をしている」としつつも,「約半数の企業で,会計基準で定められた指標(GAAP指標)より目立つ形でAPMを表示している箇所がみられた」など改善の余地があることを指摘している。日本のIFRS任意適用企業でもAPMを表示している事例があり,今回のFRCの指摘は参考になる点もありそうだ。 |
ガイダンス適用後5年のレビュー
欧州では,欧州証券市場監督局(ESMA)によるガイドラインで,APMに関して「利便性・透明性」,「信頼性」,「比較可能性」,「包含性」を向上させるべく,「正確な命名」,「明確な定義」といった7つの原則が設けられている。また,証券監督者国際機構(IOSCO)からもAPMに関するステートメント(声明)が公表されている。
今回のFRCのレビューは,これらのガイダンス等の適用から5年が経過したため,APMの開示品質を評価することを目的としている。
抽出された20社の業種は,不動産,石油・ガス,食品・飲料など計10種。市場規模は,ロンドン証...
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