週間「適時開示」ニュース(7/4~7/10)

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ナカノフドー建設が開示すべき重要な不備(7月11日)

ナカノフドー建設(東ス、和泉)は7月11日、2022年3月期の内部統制報告書に「開示すべき重要な不備」が存在する旨の記載があることを公表した。同社では、海外連結子会社において不適切な会計処理を行っていた可能性が判明。調査委員会を設置していた( No.3553・37頁 )。調査の結果、2019年3月期から組織的に工事原価を他の工事に付け替えて費用を先送りする不正会計を行っていたことが発覚。当該原因にはコンプライアンス意識の鈍麻や内部通報制度の不活用などを挙げた。これを受けて、過年度有価証券報告書等の訂正を行っている。今後、内部通報制度の見直しや海外連結子会社に対する監査の強化、コンプライアンス意識の醸成などを実施し、内部統制の改善を行う。

2社がサステナビリティ基本方針の策定およびマテリアリティの特定(7月4日など)

ホームポジション(東ス、太陽)は7月4日、サステナビリティに関する基本方針の策定およびマテリアリティ(重要課題)の特定を公表した。同社は、マテリアリティに「事業・環境・働きがい・地域貢献・ガバナンス」を挙げ、それぞれで取り組むテー...