2022年上半期のIPOは48社

グロース市場へのIPOが中心に
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本誌調査では、2022年上期の新規上場(IPO)は48社となった(外国株、テクニカル上場は除外)。前年同期(58社)と比較するとIPO数は減少したものの、金融危機後から安定して増加傾向にあり、グロース市場へのIPOが集中した。なお、監査法人は大手4法人以外の割合が増加している。

プライム市場は1社が該当

2022年上期(2022年1月~6月)は48社が新規に上場した。前年同期は58社であり10社減少したものの、過去10年間で比較すると2番目に多い。比較的高い水準でIPO数が推移している。

市場別では、グロース市場へのIPOの割合が大きい。全体の50%を超えており、今後もグロース市場へのIPOが中心となるとみられる(図表1)。

【図表1】市場別内訳

上場市場区分 社数 割合
プライム(東証) 1 2.1%
スタンダード(東証) 8 16.6%
グロース(東証) 27 56.3%
ネクスト(名証) 1 2.1%
TOKYO PRO(東証) 11 22.9%
合計 48 100%
※4月4日以前のIPOは8月3日時点の新市場区分に振り分けている。

東証では、4月4日から新市場区分に移行している。移行前に上場した21社の内訳は、東証一部1社、東証...