ACFE JAPAN カンファレンスで不正を防ぐ三様監査など議論

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日本公認不正検査士協会(ACFE JAPAN、藤沼亜起理事長)は10月12日、御茶ノ水ソラシティでハイフレックス形式(対面とオンラインの併用)、同13日にオンライン形式で第13回カンファレンスを開催した。昨今の制度動向や不正リスク防止に貢献する三様監査(監査役監査、会計監査人監査、内部監査の総称)の実態と課題、不正を防ぐためのコーポレートガバナンスなどをテーマに議論した。


パネルディスカッションでの様子(左から)八田氏、茂木氏、松野氏、伏屋氏、廣川氏

1日目午前中は、基調講演に金融庁企画市場局企業開示課の廣川斉課長が「会計不正の防止及び発見に向けた対策について」をテーマに、会計監査の信頼性向上に向けた金融庁の取組みを紹介。また、パネルディスカッションでは「不正に立ち向かう~組織連携の時代へ」と題し、青山学院大学の八田進二名誉教授(ACFE JAPAN評議員会会長)をモデレーターに議論が行われた。パネリストは日本公認会計士協会の茂木哲也会長、日本監査役協会の松野正人会長、日本内部監査協会の伏屋和彦会長の3人。オブザーバーとして廣川氏も参加した。各々の立場から不正を防ぐための監査の取組みを述べ...