自民党 監査・開示・ガバナンスのあるべき姿を意見交換

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会議の冒頭あいさつする鈴木小委員長(左)

自民党は10月26日、金融調査会の企業会計に関する小委員会(鈴木馨祐小委員長)を開催した。金融庁から現況を聞き、監査や開示のあるべき姿、ガバナンスのあり方について、これから何を議論すべきか意見交換した。

冒頭、鈴木小委員長は「今年度も昨年度に続いて色々な論点・議論が出ている。それぞれ持っている問題意識について議論していただきたい」とあいさつ。会計監査の面では、「監査の担い手として中小監査法人の役割が大きくなっている中でどのように品質を担保するか」「非財務情報が増加するにつれて会計士に求められる質が変化し、作業量が膨大になってきた時に、質をどう維持するか」など議論した。

今後は、関係者などからヒアリングを行いながら、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が公表する気候関連開示基準などへの対応や、四半期開示制度の変更について議論していく方向。