2022年のIPO件数 4大法人のIPO監査シェアが初めて50%割れ

3年連続で100社超
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本誌調査では、2022年の新規上場(IPO)数は112社となった(TOKYO PROを含む)。前年の136社から減少したものの、過去10年間で比較すると2番目に高い。3年連続して100社超となった。また、IPO監査に占める4大監査法人のシェアが45.5%に低下し、調査開始以降、初めて50%を下回った。

引き続きグロース市場の割合高く

2022年の新規上場数は、2020年の新型コロナの影響から上場を見送っていた企業が上場を果たした前年(2021年)より減少し112社となったものの、過去10年間で比較すると2番目に高い水準となった。

市場別にみると、例年通りグロース市場への上場が70社(62.5%)と最も多い(図表1)。プライム市場へは、ビーウィズ(トーマツ、サービス業)、ソシオネクスト(EY新日本、電気機器)、大栄環境(仰星、サービス業)の3社が上場した。

【図表1】市場別内訳

市場区分 社数 割合(%)
グロース 70 62.5
スタンダード 14 12.5
プライム 3 2.7
ネクスト(名証) 2 1.8
メイン(名証) 1 0.9
アンビシャス(札証) 1 0.9
TOKYO PRO 21 18.8
112 100

※2022年4月4日前...