金融庁 次の基準開発テーマへの期待を語る

サステナビリティ開示に係る国際カンファレンス開催
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金融庁は3月3日、国内外のサステナビリティ開示基準の開発に携わる関係者らによる「サステナビリティ開示に係る国際カンファレンス」を開催した。国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)で2つの基準最終化が目前に迫るなか、各法域での基準開発の状況やISSBでの再審議の内容、次の基準開発テーマについて議論した。

相互運用性と比較可能性の確保が課題

冒頭、岸田文雄首相とIFRS財団評議員会議長のエルッキ・リーカネン氏が挨拶。岸田首相は、人的資本に関して、開示ルールの整備と国際ルールの形成が重要であるとして「本年日本が議長を務めるG7広島サミットで国際的な議論をリードする」と述べた。

ファベール議長(右)と田代...