トピックスプラス 有報提出前に確認、新設項目等のタグ付け

タグ付け範囲のミスに要注意
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2023年3月期決算から有価証券報告書に「サステナビリティに関する考え方及び取組」の記載欄が新設される。EDINETの有報提出では、提出者別タクソノミでタグを追加するなどして新設項目等に対応することになる。金融庁は、参考にする要素名やタグ付けを例示している( No.3594・5頁 )ので、内容を整理しておく。

サステナビリティ記載欄のタグ付け

開示府令改正により、「サステナビリティに関する考え方及び取組」の記載欄が新設されたことで、3月決算企業の多くは文案作成に時間をかけている様子。自社の取組みの整理や戦略の見直しとともに、どう書くべきか、どこまで開示すべきか検討中の企業もあるだろう。

一方、文案作成だけでなく、EDINETでの有報提出においては、正確なタグ付けが重要だ。金融庁は、開示府令改正後の目次と記載事項について、提出者別タクソノミにおいてタクソノミ要素の追加が必要であるとしている(EDINET提出サイト「よくある質問」7のQ27・2月17日追加)。

提出者別タクソノミの項目

提出者別タクソノミの記載参考例で示されたタグ付けの対象は次の通り。

・「コーポレート・ガバナンスの状況等」における「株式...